ひとりごと


ここでは建築にこだわらず、最近思うこと,気になることなどを、
定期的に書いています。ひとりごと≠ナすので気軽に読んで下さい。



NO.2 (2004.04.)

  先日、少々酔いがまわった叔父から電話が入りました。

  何とも珍しいなと思いながら話を聞いていたところ、
  叔父は上機嫌でこう言いました。

  「家を建てるとき、家相ってものあると思うんだが、
   お前たちの業界では、一般的にどう考えてるんだ?」


  一瞬戸惑いました。
  これまで10年程建築にたずさわってきましたが、
  家相とは無縁(?)の構造設計ばかり勉強してたものですから、
  勉強不足で、あまりにも情報・見解が乏しく、少々困りました。
  もう少し家相なども勉強しておくべきだったな・・・。

  しばし沈黙ののち・・・

  「う−ん・・・。一般的にっていうのははよくわからないから、
   あくまで僕個人の見解でいうけど、家相は建主さんの考え
   による所が大きいんじゃないかな。設計事務所サイドから
   積極的に提案はしないと思うんだけど・・・多分。
   家相は、おそらく何か経験等に基づいて考えられたもの
   だと思うから、家相を良くするのはいい事だと思うし、
   すごく家相が悪いと言われると、何となく気持ち悪いしね。
   僕も経験あるけど、平和なときは何も言わないけど、
   何か悪いことが起きると、家相のせいにしたり、他人の
   せいにしたりしてしまいがちだよね。
   三隣亡を避けて・・・とか、吉日を選んで・・・。
   なんていうのも、いらぬ不安やモメ事は出来るだけ
   事前に避けておきたいっていう考えが、一端に
   あったりするんじゃないのかな・・・。
   だから、どこまで家相を良くするかは、建主さんの考え
   次第だと思うよ。
   これは、あくまでも僕個人の見解だけど・・・。」
   (的外れな考え方でしたら、すみません)

  僕がこう言うと、少々酔いがまわった叔父は、

 
 「そうか、そうか、なるほどな。・・・etc」

  といった感じで、深く追求もせず、
  違う話題に移っていきました。
  ほろ酔いでいい気分の叔父には、話がクドかったかな?
  少々反省。


  まだまだ勉強不足だな・・・と痛感しました。

                            (多田)



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